どこに集まるのかハッキリとさせておく
いざというときの震災対策を案内していますが、震災対策で重要となるのは連絡、待ち合わせの2つです。
常に家族であっても同じ場所で生活しているわけではありませんので、この2つは明確にしておいたほうが良いです。
例えば、震災が発生した際は家に集まるのか、それとも、学校などの大きな施設にいた方が良いのか明確にしておきましょう。
子どもの場合、慌てて家に帰ろうとしてしまい、その後、行方がハッキリとしなくなることもあります。
中には、かばんなどに携帯などを置き忘れてしまい、連絡そのものが付かないこともあるのです。
震災というのは二次被害が恐ろしいので、子どもに対していざというときの震災対策を教える際は、あまり動かないでいるだけで、連絡が取りやすくなることを最初に教えておきましょう。
次に河川や海などには絶対に近寄らないことも教えておきます。
河川などは氾濫していなかったとしても危険です。
というのも、河川そばの道路を使って移動する人もいますし、状況によっては河川近くのぬかるんでいる場所で転倒してしまうこともあるからです。
海の場合も同じです。
海からは人がいなくなっていることが多いので、いざ何かあった際に救援をお願いしようとしても、誰からも救援を受けられないままとなります。
子どもというのは震災の恐ろしさを明確に理解できませんので、遊びに近い感覚で河川、海に近づいてしまうケースもある・・・ということを理解しておきましょう。
それと、震災時の緊急ダイヤルも知っておいたほうが良いです。
こちらについてはダイヤルを教えるのではなく、電話番号を記録しておき直接かけれるようにしておく必要があります。
震災が起きた際、電話連絡というのはスムーズにできないこともありますし、回線がパンクしても同じことが起きるのです。
なので、あらかじめ震災発生時には電話がつながらないか、電話番号の記録から試してみるように教えておくことも大事です。
災害マニュアル用のビデオを家族で見る
家族で災害マニュアル用のビデオを見るだけでも、いざというときの震災対策になります。
というのも、震災の恐ろしさを学べるからです。
今では、大きな震災の影響で震災に対して恐怖を覚えている人が増えてきました。
ですが、いざという時の食料の備蓄などを行っている家庭というのは、全体の5割程度しかいないのです。
そのため、災害マニュアル用のビデオを見ておくと、どのようなものが不足していると、どれほど苦労させられるのかを学べますし、現在の震災対策についても理解できるようになります。
また、震災時に国、地域などがどのように対応してくれるのかも案内されているので、ためになる情報が多いのも事実です。