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基本的生活習慣とは

夜更かしの子供が増えている

睡眠は年齢に関わらず全ての人にとって重要な健康管理です。
特に子供の時は大人以上に長い睡眠時間が必要とされており、しっかり質の高い睡眠をすることが子供の育成にとって重要になります。

しかしその一方で、都心部に暮らす人の睡眠時間は年々縮小傾向にあり、両親の生活スタイルに合わせて夜型・短時間睡眠の生活を送る子供が増えてきています。

子供の頃に両親から「9時には寝なさい」と言われたことがある人も多いと思いますが、特に夜10時以降も起きていることは子供の脳に非常によくない影響が及ぼされてしまいます。

大人でも睡眠時間が極端に足りない状態では、気分が安定せずちょっとしたことにイライラしたり、集中力が足りずに細かなミスをしてしまったりということが起こりますが、子供においてはより深刻です。

睡眠不足の状態になっている子供の多くが情緒不安定な傾向があり、癇癪を起こしたり学習能力が低下したりといったケースが見られます。

保育園や小学校に通っていると起床時間は決められてしまいますので、就寝時間が後倒しになるほど、睡眠できる時間はどんどん減少していくことになります。

子供のときの生活習慣はそのまま大人になってからの習慣の癖にもつながっていきますので、同居する大人に引きずられるのではなく、子供らしい生活を送るための環境を作ってあげる事が大切です。

朝食をきちんと食べて一日を始める

生活習慣において重要な項目の一つに、朝食をきちんと取ることがあります。
最近は「必ずしも朝食をとる必要はない」という健康法も言われるようになってきていますが、それはあくまでも体調管理を自分で行うことができる大人に言えることであり、子供については全く当てはまりません。

しかし統計調査によると朝ごはんを食べずに学校に来ている子供の数は非常に多く、4~6人に1人は朝食を食べずに学校に来ていると言われています。

大人と比較して朝食を食べるかどうかの影響は子供に非常に多く現れており、学業の成績や活動において朝食をきちんと食べている子供の方が優位になっているという結果が見られるんです。

そもそもなぜ朝食を食べられないかという事を突き詰めていくと、前の夜に夜更かしをしており朝ギリギリまで眠ってしまっていたり、両親が朝食を食べないのでそもそも朝食が用意されていないという事があげられます。

これはいずれも子供の生活習慣にとっては非常によくないことで、体ができていない子供に大人と同じ習慣を強いる、育児的に問題のある方法です。

起床や就寝といった生活習慣はしつけや勉強の基本になるものであるため、ここをないがしろにしていては子供の教育を行っていくことはできません。