予防接種はなんのために行う?
予防接種についてですが、基本的に風邪のようなウィルスを通じて発症する病気を減らすために受けています。
また、一般的な予防接種というのはほとんどが流行している病に対して行われているので、本人が希望しない限りは、複数の予防接種を1年内に受けるということもありません。
そして、予防接種の原理ですが、ワクチンにより抗体を作るという仕組みで体をより強くしています。
人間の体は受けたダメージ、病気に対して抵抗を強めるという作りになっています。
そのため、子どもの頃に良く病気を経験している大人は、子どもよりも高い免疫力を持っているのです。
このような成長過程を、なるべく短期間で済むようにしたものがワクチンです。
また、予防接種というと注射を行うことで、病気を予防できるようになると思っている人が多くいます。
ですが、そのようなことをしないでも、内服薬によりワクチンと同等の効果を得ることもできるのです。
人によっては注射を極度に嫌がる人もいますので、このような対応も存在することを知っておくと、いくらかは予防接種に対しての不安が楽になります。
一般的な予防接種
予防接種の案内で登場したワクチンですが、分類すると生ワクチン、不活化ワクチンに分類できます。
生ワクチンとは病原体が生きているほうのワクチンです。
病原体が死んでいるほうのワクチンが不活化ワクチンとなります。
生ワクチンについてですが、そのままでは病気を発症してしまうので弱毒化されたワクチンが使われています。
また、ワクチンをそのまま使うことでどのようなメリットがあるのか?というと、それは長期にわたってワクチンの効果を得られるというメリットがあります。
これが不活化ワクチンとの大きな違いでしょう。
ただし、体が弱っている人では本当に病気になってしまうこともあるため、生ワクチンのほうが不活化ワクチンより治療代が高くつくことも多いです。
生ワクチンは、BCG、ポリオワクチン、麻しんワクチンなどが有名ですが、これらは風邪などの症状に効果的なワクチンとして、多くの人が受けている予防接種でもあります。
生ワクチンが病原体を利用することで抗体を得るワクチンであれば、不活化ワクチンは病原体の一部、もしくは毒素のみを抽出して使用するワクチンです。
生ワクチンと比較して誰にでも与えられる予防接種として知られています。
ただし、高い効果を得るために注射を2回以上行う必要があるので、効果を得るまでに時間がかかるというデメリットもあります。
不活化ワクチンは、ジフテリアワクチン、DPT三種混合ワクチン、DT二種混合ワクチンなどが有名ですが、主な用途は生ワクチンとほぼ同じものが多いという共通点もあります。