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自宅で坐禅をやりたかったので作法を調べてみました

坐禅って何?

皆さんは、坐禅をしたことがあるでしょうか?
ざぜんは、坐禅や座禅と書き、どちらも意味は同じです。
私も、お坊さんが行っていたり、映画では見たことはありますが、実際に行ったことはないです。
精神を集中して安定させるのに良いらしいので、やってみたいと思い、坐禅とは何か、やり方はどうすればいいのか調べてみました。

坐禅は座ることによって、体と精神を安定させ、心を集中することで、体と精神の調和を図ります。
宗教的な意味では、悟りを開き、神様と対話する意味もあるようですが、家で行うならば、そこまで考える必要はないでしょう。
坐禅することによって、日々の煩悩を解き放ち、座るその姿が仏の姿であるとも言われます。

坐禅の準備

坐禅をするときは、家でも良いですが、できるだけ静かな場所を選び、集中できる環境を用意するようにします。
時間は、正式には約45分を1回としますが、初めて行う方は15分ぐらい、できる範囲からで良いらしいです。

行うときは、空腹時は避け、食後30分は避け、寝不足の状態でも良くないです。
袴を着用した方がいいとは言われますが、和服でも洋服でも構わず、できるだけ動きやすい服装にした方が集中できます。

座るときは、座布団を用意し、長く座っても疲れないようにします。
お寺で行うときは、入堂から作法がありますが、家で行うなら、このような作法を気にする必要はないです。

行い方

・足の組み方

座った後は、足を前に出して、体の前で交差させるように組みます。
右の足を左の足の上に置く方法と、左の足の下に入れる方法の2つあり、組みやすい方法のどちらかを使うと良いです。

・手の組み方

右手を左足の上に置いて、その上に左手を乗せて、両手の親指はくっつけます。
この足と手の組み方によって、お釈迦様がちょうど座っているような形になります。
手は下腹部あたりに置いて、力を抜いてリラックスします。

・上体

上体は背中をまっすぐ伸ばし、顎を引き、肩の力を抜きます。
耳と肩、鼻とへそが垂直になるようにして、体は傾かないようにします。

・呼吸

坐禅中は口呼吸はせず、腹式呼吸をします。
息を吐くことから始め、ゆっくり長く吐き、息を全部はいたら、自然に吸い込みます。
坐禅では姿勢とともに、呼吸法も重要となっており、呼吸の最初を1つ、次を2つと数え、10になったら1に戻します。
ただあまり数字カウントに意識を集中させすぎて、気持ちが揺らがないようにします。

坐禅中は目を閉じて、お寺では線香を使い、1本焼ける間の45分前後行いますが、家だと自分のできる範囲で時間を計ります。
終わったら、静かに目を開けて合掌し、体を左右に揺らして、足を崩し、そのまま立ち上がります。
すぐに立ち上がるのが大変なら、少し休んでからで良いでしょう。